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HOME > メールマガジン > バックナンバー > 2005年09月27日号
  
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KCRビジネスジャーナル 2005年9月27日号 http://www.kcr-inc.com/
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目次

■ラジオNIKKEI第1 新番組 いよいよ10月2日スタート!
  「金田一洋次郎のIRチャンネル〜ズバッと分析!注目企業〜」

■東京IPOで毎月1回好評連載中!
  〜投資を考えるシリーズ〜
  「本物の投資家になるために」その9(全12回)
  株式会社KCR総研 代表取締役 金田洋次郎
  (証券アナリスト・IRコンサルタント)

■松井証券マーケットプレゼンス毎週水曜日好評連載中!
  証券アナリスト金田洋次郎の業界セクター分析講座
  〜不動産セクター編〜      (第9回/全12回)

■IRコンサルタントのつぶやき


■ ラジオNIKKEI第1 新番組 いよいよ10月2日スタート!
■ 「金田一洋次郎のIRチャンネル〜ズバッと分析!注目企業〜」
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2005年10月2日(日)午前8時30分より、ラジオNIKKEI第1で、新番組「金田一洋
次郎のIRチャンネル〜ズバッと分析!注目企業〜」がスタートします。

毎月第1日曜日午前8時30分〜9時00分放送

キャスター:証券アナリスト 金田一 洋次郎(KCR総研代表取締役)※
アシスタント:アナウンサー 山本 郁

※10月1日より金田から金田一に改名いたします。

証券アナリスト金田一洋次郎が注目企業の経営トップにインタビュー!
1放送につき最大2社のトップインタビューを放送!
その魅力、将来性を探ります!
また、これまでに接してきた企業のなかで特に注目している企業も紹介!

全国881万世帯アクセスの短波放送を中心に複合メディアで展開!
ラジオNIKKEIホームページに番組ホームページも同時開設。収録風景や番組の
裏話などを随時掲載するほか、番組のオンデマンド放送も実施。放送で紹介し
たトップインタビューのフルバージョンも公開いたします。

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現在、当番組ではゲストを募集しております。1企業様の放送時間は10分間。
番組は原則ラジオNIKKEI東京(赤坂)スタジオにて収録します。当番組に出演し、
全国の個人投資家に自社をアピールしてみませんか?

お問い合わせ先 : 株式会社KCR総研 担当 藤田 TEL:06-6233-4030
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■投資を考えるシリーズ
  「本物の投資家になるために」その9(全12回)
  株式会社KCR総研 代表取締役 金田洋次郎
  (証券アナリスト・IRコンサルタント)
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ウォーレン・バフェットほど、成功した投資家で数多くの著述がある投資家も
いないだろう。既に読者の皆さんは、バフェットがどういう人物かよく知って
いるかもしれないが、ここでは彼の人なりと成功までの奇跡を簡単に述べたい
と思う。ウォーレン・バフェットは、1930年に米国ネブラスカ州オマハで生ま
れた。バフェットは、故郷ネブラスカ大学を卒業後、ハーバード大学のビジネ
スクールを目指すが失敗し、コロンビア大学の大学院に入学した。そこで彼は、
恩師となるベンジャミン・グレアムの元で投資理論を学び、投資家としての基
礎を築いたのである。

彼がはじめて投資家として運用を開始したのは、若干25歳の時である。グレア
ムの元で学んだ知識を基に7人の投資家から集めた総額10万5000ドルのパート
ナーシップ・リミテッドを組成したのだ。この時バフェット自身が、ファンド
に投資した額は、たった100ドル。しかし、バフェットはゼネラル・ パートナ
ーとなり、パートナーシップの資金を自由に投資できる立場にあった。初期の
ファンドは、その後13年間のうちに年率30%弱の勢いで資産を増加させていっ
た。彼の評価が高まるにつれ、バフェットに資産運用を頼む人が増えていった。
そんな折、彼は誰もが知っているアメックスで大勝負に出る。あるスキャンダ
ルで一日のうちに半値近くに下がった同社株でパートナーシップの40%にも相
当する大胆な投資を行ったのである。この時、バッフェトの胸のうちは、「強
い会社が会社の実体価値以下である時は断固として行動せよ」という恩師グレ
アムの言葉が焼きついていたという。無論、彼はその勝負に勝った。その後2
年間でアメックスは、3倍に上昇し、2000万ドルの利益をパートナーシップは
受け取ることができたのである。

その後、彼はバークシャー・ハサウエィ社という小さな織物会社の経営権を手
に入れる。実際のところ、同社の織物事業の経営は芳しくなく、100年続いた
事業ではあったが、撤退を決意し、かわりに同社が買収した保険事業を主とし
て経営することになった。この保険事業への進出が、世界最大級の投資会社バ
ークシャー・ハサウエィ社の出発点であったといっていいだろう。その後、保
険事業は、彼自身の才覚と買収戦略で大きく伸長し、バークシャー社の基礎を
つくった。その間、彼はチョコレート会社、アイスクリームとハンバーガーの
チェーン、家具屋、塗装屋、電機掃除機や電力会社、宝石店、 靴製造やユニ
ホーム製造の会社など様々な事業を次々と傘下に収め、巨大化していくのであ
る。

と、ここまで書くと読者の皆さんは、彼は投資家ではなく事業家ではないのか
という疑問も湧いてくるだろう。確かに、ハサウエィ社には、保険会社をはじ
めとして様々な企業を抱えているが、結果としてそうなったと考えるべきであ
って、ハサウエィ社自体は、持株会社的な存在であり、事業の選別や展開を示
唆するのものは、常に投資家としての視点なのである。

バフェットの過去を研究していると、彼自身の投資哲学が実践と弛まない研究
によって作り出されたものであることが分かる。私は、本物の投資家になるた
めには、成功者である彼の成功哲学をよく分析し、応用する必要があると思う。
バフェットは、まず投資の基本ともいうべき証券分析の父であるグレアムに師
事し、実によく基本を勉強してい。すなわち投資に対する勤勉な態度が必要だ。
そして、最初は少額からはじめ、数年をかけてその企業を観察し、決して数ヶ
月で投資の結論を出すという投機的な活動をしていない。また、アメックスの
例に見られるように、対象となる企業の株価水準と決断後の集中投資にハイパ
フォーマンスの利点があることを実践している。また、投資対象が、保険会社
やチョコレート会社、家具屋や宝石屋など私たちの生活に密着した分かりやす
い企業に投資していることも大きな特徴といえるし、目に見える国内成長企業
に投資しており、海外企業など分かりにくい企業には投資していないことにも
注目すべきである。

無論、私たちは、これからの投資戦略を組むに当ってバフェットが生きてきた
時代とは、外部環境が随分違うことに注意しなければならない。しかし、世の
中には常に間違いのない定石というものがある。バフェットが近年に実施した
投資パフォーマンスは、私たちに大きなヒントを与えてくれていると考えてい
いだろう。バフェットがハサウエィ社の経営権を握った時、同社の純資産は
2200万ドルに過ぎなかったが、それから35年で、同社は690億ドルと 3000倍も
の成長を見せた。これから30年間でバフェットが成し遂げた投資パフォーマン
スを私たちが上げるのは無理なのだろうか。そんなことはない。 時代は常に
変化し続けている。次回以降は、私が考えるバフェット流のこれからの時代の
成長株投資のあり方を述べていきたいと思う。

※2004年9月執筆。現在、東京IPOマガジンでは、「本物の企業IRを考えるシリ
ーズ〜個人投資家にとっての企業IR〜」を連載中です。
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第9回 不動産金融商品の魅力

不動産の金融化を象徴する金融商品といえば、まちがいなくREITである。REIT
人気はいまだ衰えを見せないが、果たしてその魅力はどこにあるのだろうか。

現物不動産への投資との比較で考えてみよう。REITは現物不動産と異なり、相
対的に少額資金での投資が可能であること、市場で自由に売買ができ流動性が
高く、換金が容易なことに大きな特長がある。また、実物不動産では個々の物
件ごとにさまざまなリスクが存在するが、REITであれば多くの場合、地域や種
類を分散させて投資することによりリスクをヘッジする努力がなされているた
め、分散投資の効果がある。さらには、現物不動産に投資した場合、管理運営
によって不動産価値を高める努力が必要になるが、REITであれば、その道の専
門家が運営・管理を行うので、プロの不動産運用力を享受できるというメリッ
トもある。

数ある金融商品の中でのREITの位置付けはどうだろう。まずいえることは、ミ
ドルリスクミドルリターンの金融商品であるということである。REITの配当は
不動産の賃料収入や売却収入でまかなわれる。わが国においては、バブル崩壊
以降の土地価格の下落により、不動産が不安定な資産であると認識されること
も少なくないが、キャッシュフローの安定性に関していえば、本来、不動産賃
貸業は他のビジネスに比べて高いのである。既存の投資商品の代替となること
も注目される要因である。投資家への配当は、不動産市況の影響を受けるが、
これは必ずしも企業業績の変化とは同じ傾向を示さないため、株式市場とはト
レンドが異なることが多いと考えられている。そのため、分散投資を行う際の
ポートフォリオの1つとして活用しうるのである。

不動産金融商品は、現物不動産とも他の金融商品とも性格が異なるところにそ
の魅力があるのである。

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■IRコンサルタントのつぶやき
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今回は田舎者のつぶやき。

東京に出張すると、よく地下鉄の広告に目を奪われる。

今年の世界陸上開催中に東京を訪れたのだが、地下鉄の壁面にパラパラ漫画の
要領で陸上選手が描かれており、乗客は選手と電車が並走している感覚を覚え
るという凝った趣のプロモーションだった。今月の出張では車両中の広告が
GAPのジーンズのプロモーションで統一されている地下鉄に乗り合わせた。銀
座線であったろうかと思う。費用対効果の程は定かではないが、単発の広告を
数多く打つよりもインパクトは強いのでは、と思う。

そんなスマートで、洗練されていて、大きな資本を使ってマッシヴなものを、
といった企業PRは、当社が根を下ろす大阪ではあまり見られない。大阪の街は、
悪く言ってしまえば、雑多としていて、都会でありながら何か都市としての洗
練というものを感じさせない。良く言えば、それは地域性であり、愛すべき特
徴なのだが。

そういった部分がコンプレックスになっているのか、関西の上場企業は東京で
の個人投資家向けIRに対し、二の足を踏んでいる企業が多い。それらの企業は
以下のような懸念材料をあげている。

・関西の企業の銘柄は東京では買ってもらいにくいのでは。
・東京の個人投資家はセミナーでの反応が悪い印象が。
・短期投資目的の投資家が多いのでは。

これらは

・田舎者は東京で馬鹿にされる。
・東京の人間はクールだ。
・東京の人間は薄情だ。

という地方出身者から見たステレオタイプな東京像をまったく反映してしまっ
ていて、どうにも。

もはや個人投資家がイメージや勘だけで株を売り買いする時代は終わっている。
当社主催の「企業IRフェア in 東京」でも、講演後プレゼン企業の代表の方
に気軽に話しかけていく参加者は多い。それに短期投資目的の投資家はIRセミ
ナーに参加などしない。何しろIRセミナーで語られるのは企業の中・長期的な
計画・将来像だからだ。

合理的判断が最優先されるはずの経営企画の部分にまで地方企業の東京に対す
る畏怖(?)が反映されているのは、なんともおかしな事実だ。東京という資本
の集中する地域で何もしない、というのは大きなロスであることに違いはない
のだ。なぜ東京で事業は成功してもIRはできないと考えるのか。

という当社も来月には東京支店がオープン。楽しみです。子供のころから「ど
こか東京くさい」と言われてきたので、順応できると思います。がんばります!

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